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桶捨色

iOSエンジニアの日常系ブログ

【書評】人口18万の街がなぜ美食世界一になれたのか

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どーも、読書が好きなstiloです。

スペイン北部にサン・セバスチャンという街があります。

この街はだいたい東京の三鷹市と同じぐらいの人口の街なんですが、ミシュランの3つ星レストランが3店、2つ星が2店、1つ星が4店もあるという、ちょーー美食の街です。

なぜこのスペインの小さな街が美食の街になったか?を解説した一冊がこちら

おもしろかったです。1時間ぐらいでサクッと読めました。


主な観光資源は無いけど美味しいものはたくさんある

スペインという国の主な産業は観光産業。バルセロナビルバオなどには世界遺産がたくさんあって、観光がさかん。

しかし、サン・セバスチャンの街には、これといった観光資源が無い。しかも、天気が悪いことで有名。

だけど、山や海の幸など美味しいものに恵まれていたので、それを活かした料理を観光に活かすことにする。


そこに新しい料理法「分子料理」の登場

料理を科学的に扱い、料理の材料を分子のように扱う新しい料理方法「分子料理」というものが登場し、料理が物理や科学の記号式で表現できるようになります。

今まで、経験則の伝授という師弟関係でしか伝えられてこなかった料理が、科学的に扱われるようになったことで料理のオープンソース化がはじまります。


オープンソース化されたレシピのシェア

そして、この分子料理をスペインのシェフ達がこぞって研究し、お互いにレシピをシェアしあうことで、天才料理人が誕生。

その天才料理人がさらにレシピをシェアしあって、料理学校を作って若手をドンドン育てるので、天才料理人が次々に生まれる。


ようするに正のスパイラルによって美食の街はできた。

廃れてしまった田舎をアイディアでよみがえらせるっていう話は日本でもよく聞きますが、街全体に正のスパイラルを起こしていくっていう話はなかなかないので、おもしろかったです。


おまけ

先日、友達にスペインのビールをもらって飲んだんですが、すごく香りが良くて、シャンパンのように飲みやすい、美味しいビールだったので驚きました。

【BEER】スペインの3つ星レストランのシェフがつくったビール「イネディット」をいただきました。超フルーティーで美味! - OK!stiloドットコム